
住宅用火災報知器が付いていませんね。義務なので設置をお願いします!
って指導が入りました。義務化となって10年位が経過しているようで初耳でした。

住宅用火災警報器って何?
建物火災で死亡した人のうち、工場火災やお店屋さんの火災もありますが一般住宅火災によるものが9割を占めます。
その9割の中で最も多い要因が「逃げ遅れ」なんですね。就寝中の夜間が多く、その逃げ遅れは死亡者全体の6割を占めています。
今後、超高齢化社会を迎えます。2006年頃から全一般住宅に住宅用火災警報器の設置は義務化されましたが、まだまだ設置されていない住宅も散見されます。もし火災になってしまっても住宅用火災警報器の警報音で火災に気付けたら逃げ遅れは軽減出来る!そのような趣旨で設置が義務化されました。
どこに設置するの?
住宅用火災警報器を設置する場所は、全国共通で決まっている場所があります。
「寝室」と寝室がある階の「廊下天井」ですね。
原則として煙式を設置しなくてはなりません。
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ポイント
- 寝室・・・すべての寝室が対象
- 階段・・・寝室がある階の階段



各市町村条例によって、居室や台所などへの設置が義務付けられている地域もあります。詳しくは各市町村の所轄消防署でご確認ください。
設置しなかったら?なにかあるの?
2006年以降に建設された住宅にはもれなく付いていると思います。


罰則規定はありません!
罰則が無いから付けなくてもいいとはなりませんよね?
設置していないのであれば「大切な家族とご自身のために」住宅用火災警報器を早期に設置しましょう。
何種類かあるけど何を購入したら良いの?
煙式と熱式がありますが、煙式を設置をしてくださいね!
検知方法
煙式
火災の発生を初期段階で検出できる「煙式」の設置が、すべての設置場所において基本となります。
目的が逃げ遅れ防止であるのと熱より煙の方が感知が早いためです。
熱が到達した場面では、もう逃げられない場面が想像できますよね!
義務設置に定められているのも煙式が一般的です。

熱式
熱式は天井付近の温度が一定以上になると反応し警報音を発するタイプです。
台所などには適していますが、その他の場所では熱で感知するころには手遅れとなってしまう可能性があり推奨されません。

作動方法
単独型
一般に販売されている住宅用火災警報器はこのタイプになります。
単独で検知し単独で警報音を鳴らすタイプです。一番安価で設置でき、一人暮らしの世帯ではこのタイプでしょう。
連動型
火災を感知した住宅用火災警報器だけでなく、連動設定を行っている全ての住宅用火災警報器が火災信号を受け警報を発します。家族で住んでいる住宅などはオススメですが単独型より高価です。
遮音を備えた現在の住宅では警報音が聞こえづらい等ありますが、このタイプは1カ所が検知すると全ての警報器が連動して警報音を出すので家族全員で火災を認知できやすいのが特徴です。
連動型には、配線によるものと無線式のものがありますね。
おすすめ機種
個人的には煙式はこの機器で良いと思います。
量販店では3,000円程度で販売しています。
アマゾンでは2,000円以下で購入可能みたいですのでオススメですよ。

電池切れ
2006年に義務設置となり10年以上経過しています。
住宅用火災警報器の中には電池が入っていて、電池が消耗し容量が無い状態だと実際、火災になった際にはただの飾りで警報音を出してくれません。電池の容量は10年と言われています。
住宅用火災警報器の電池を交換した場合には再度使用可能となりますが、電池自体も専用電池の事が多く、住宅用火災警報器の基盤自体の寿命も10年を目途としている機種が多いです。
電池交換を考えている場合は機器ごと交換をした方がコスパが良いですよ。
おしまい